2000年の研修会等

全史料協関東部会12月月例研究会(第180回)開催のお知らせ
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1.日 時:2000年12月22日(金) 午後2時−4時

2.会 場:横浜開港資料館・講堂
      231-0021 横浜市中区日本大通3
      tel.045-201-2100

3.テーマ:「今年のICA(国際文書館評議会)の動向について」

4.報告内容及び報告者:
   (1)第14回ICA・セビリア大会参加報告
        国際資料研究所・小川千代子氏
   (2)EASTICA(ICA東アジア地域支部)アモイセミナー参加報告
        横浜開港資料館・石崎康子氏

5.概 要:本年(2000年)のICA(国際文書館評議会)大会は、9月21日から26日
 までの6日間、スペイン・セビリアにおいて世界190カ国3000人の参加者を集めて
 開催されました。日本からは総勢19名が参加いたしました。総合テーマは「情報社会
 アーカイブズのこれから千年」が設定され、電子記録の管理と利用、学問研究として
 の文書館学発展、余暇社会における文書館の役割など、3つの全体研究発表会などが
 行われました。この大会の概要について、大会に参加した国際資料研究所・小川千代
 子氏にご報告いただきます。
 また本年10月29日から11月4日までの7日間、中国・福建省厦門(アモイ)市におい
 て、ICA東アジア地域支部(略称:EASTICA)のセミナーが開催されました。この
 セミナーの概要について、セミナーに参加した全史料協国際交流委員会事務局の石崎
 康子氏にご報告をいただきます。

6.交 通:JR「関内駅」下車、徒歩15分
 又は「桜木町駅」から市営バス8・11・20・58系統「県庁前」及び
 26系統「大さん橋入口」下車徒歩1分。
 ホームページURL http://www.kaikou.city.yokohama.jp/index.htm

7.その他:事前申し込みは必要ありません。会員以外でも関心のある方は
 参加できます。

全国歴史資料保存利用機関連絡協議会(全史料協)関東部会
 事務局:群馬県立文書館(担当:鈴木一哉)
 郵便番号371-0801 前橋市文京町3−27−26
 tel.027-221-2346/Fax.027-221-1628

(毛塚)

第4回日図協資料保存見学会「東京都写真美術館から学ぶ写真の保存環境」
 日時:12月7日(木)14:00-16:00  ※会場に直接集合
 申込期間:11月21日(火)〜30日(木)
 問合・申込先:日図協資料保存委員会(TEL.03-3523-0812  担当:高橋)

(小林)

記録管理学会第80回例会のご案内

 下記の要領で表記会合を開催いたしますので
ご参加くださいますようご案内申し上げます。今
回は忘年会を兼ねた例会で、小谷允志副会長に年
末にふさわしいお話をお願いしております。会場
は会員の長島英夫さん(富士ゼロックス)にお世
話いただいております。
          記
日 時:12月15日(金)午後5時より
テーマ:「最近の記録管理の話題から」
講 師:記録管理学会副会長 小谷允志氏
場 所:金葉酒家(東京都港区赤坂3-14-3
   成田屋ビル2階 tel03-3588-8566)
会 費:6,000円
申込先:関野陽一(例会担当)
〒354-0015 富士見市東みずほ台2-24-8
fax 0429-53-2187
e-mail sekino@my.email.ne.jp
締切:12月11日(月)
ご参加の方には案内図をお送りしますので、お申
込の際にFAX番号等送付先をお知らせください。
                    以上

(小林)

全史料協関東部会11月月例研究会(第179回)開催のお知らせ
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1.日 時:2000年11月25日(土) 午後2時−4時

2.会 場:アコスホール会議室
      草加市高砂2−7−1 tel.0489−22−7005
     (イトーヨーカドー草加アコス店南館6F,屋上庭園から入る)
  交 通:東武伊勢崎線草加駅東口 下車歩1分
     *東京駅から約1時間内,準急・区間準急停車駅
      営団地下鉄日比谷線相互乗入

3.テーマ:「第26回全史料協全国大会(於・大分)
       <地域史料の充実をめざして−枠組を越えて−報告会>」

4.報告者:(1)岡田昭二(全史料協大会企画委員会委員・群馬県立文書館)
         「第26回全国大会を企画して」

      (2)福島紀子(松本市文書館)
         「第26回全国大会をに参加して」

5.概 要:平成12年度の第26回全史料協全国大会は、10月31日(火)から
 11月2日(木)の日程で大分県で開催されました。大会テーマは、昨年に
 引き続き「地域史料の充実をめざして」でしたが、今回の焦点は、大会要
 項に「地域史料の保存・利用を考えるとき、私たちは常に、行政相互、行
 政と地域、活動分野や価値観の相違など、様々な枠組みによる障害に直面
 します。今回は、この枠組みという問題に焦点を当ててみたいと思います」
 とあるように、様々な「枠組み」を越えての史料保存環境の創出の試みに
 ついて問題提起したものです。この大分大会における研究会の概要を2名
 の大会参加者に報告していただきます。

6.その他:今回は会員以外でも関心のある方は参加できます。

全史料協関東部会事務局:群馬県立文書館(担当:鈴木一哉)
    郵便番号371-0801 前橋市文京町3-27-26
        tel.0272-21-2346/Fax.0272-21-1628

(毛塚)

資料保存協議会の第4回セミナーが次のとおり行われます。

日時 : 2000年11月10日(金) 18時15分開場、18時30分開始
テーマ: 基礎から学ぶ資料保存(1)---よりよい保存環境をつくるには
講師 : 稲葉政満氏 東京芸術大学大学院保存科学教室助教授
場所 : 東京都千代田区神田駿河台2−11−1 駿河台サンライズビル3F
      日本電子出版協会(TEL 03−3219−2958)

協議会URL:http://www.con-con.org/

(小林)

第8回全史料協・企業史料協合同研究会(全史料協近畿部会第54回例会)

テーマ:史料の保存と管理−組織の史・史料をどう残すか−

 全国歴史資料保存利用機関連絡協議会並びに企業史料協議会では、史料の保存活用という共通
テーマに基づき、平成3年から合同の研究会を開催しています。8年目にあたる本年は初めて関
西での開催となります。行政と企業という異なる立場から組織の史・資料をどう保存・管理し活
用していけばよいのかを、それぞれの事例をとおして考えます。

 全史料協からは、地方自治体における公文書の収集・保存について西宮市史編集室の、資料保
存機関における古文書等の保存・活用について向日市文化資料館の事例を、企業史料協からは、
(株)ワコールの資料保存の取り組みと京都服飾文化研究財団の活動についてご報告いただきます。

【内容】 報告1 企業の事例「社内資料の収集と管理」
          (株)ワコール人間科学研究所 鳥本 磨岐氏
     報告2 地上自治体の事例 公文書と地域資料
         「西宮市編集室における公文書の収集・保存」
           西宮市史編集室 豊田 美香氏
         「向日市文化資料館における地域史料の収集・保存」
           向日市文化資料館 玉城 玲子氏
     見学と説明 「京都服飾文化研究財団の事業活動」
           京都服飾文化研究財団事務局長 山西 尚徳氏
【日時】2000年11月16日(木)
    13:00〜17:00(受付開始12:30)
【会場】(株)ワコール京都ビル 1階受付に集合してください。
     京都市下京区七条御所ノ内南町103
     電話 075−321−9215(当日のみ)
     JR京都線(東海道本線)西大路駅 徒歩5分
【参加費】無料
【主催】全国歴史資料保存利用機関連絡協議会・同近畿部会 企業史料協議会

◇問い合わせ・申込み◇
 10月23日(月)までに下記FAXまたは郵送でお申し込みください。定員50名
(全史料協側で25名)超過の場合は10月27日(金)付けで落選通知をお送りしま
す。落選通知がなかった方は参加者名簿に記載いたしますので、欠席時には必ずご連絡
ください。

 全史料協 研修・研究委員会事務局
  〒753−0083 山口市後河原150−1 山口県文書館内
  TEL 0839−24ー2116 FAX 0839−24−2117

(小林)

    オープン・セミナー・イン・きょうと’2000
記録資料(アーカイブズ)の情報管理をめぐる国際動向と技術革新
          開催のご案内

1 趣  旨
  記録史料の編成・記述及び検索手段作成の理論と実技についての研究を
  報告し、意見交換を行うことにより、参加者の技量向上を目的とする。
2 セミナー内容
  ・ISAD(G)・ISAAR(CPF)等の国際標準の理論と実技の紹介
  ・日本の記録史料への国際標準の適用報告
  ・パーソナル・コンピュータ上におけるEncoded Archival
   Description:EAD(検索手段)の作成について
3 セミナー監修者
    青山 英幸 アーカイブズ・インフォメーション研究会幹事:
          北海道立文書館
    安藤 正人 アーカイブズ・インフォメーション研究会書記:
          国文学研究資料館史料館

主催:アーカイブズ・インフォメーション研究会
後援:全国歴史資料保存利用機関連絡協議会

1 日時及び会場
  2000年12月2日(土)・3日(日)
  市大学のまち交流センター”キャンパスプラザ京都”
   JR京都駅前(烏丸口側・京都市下京区西洞院塩小路下る)
   Tel.075−353−9111

2 プログラム(予定)
 第1日/12月2日(土)
  9:00- 9:25 受付
  9:25- 9:30 オリエンテーション
  9:30-10:30 国際標準成立のバックグランド    〔安藤正人(国立史料館)〕
 10:30-10:50 休憩
 10:50-12:00 国際標準;ISAD(G)について    〔森本祥子(埼玉県立文書館)}
 12:00-13:00 昼食
 13:00-14:00 スーパ・フォンドの試行〔小暮隆志・鈴木一哉(群馬県立文書館)〕
 14:20-16:20 国際標準の適用報告1:近世村方文書
                        〔鈴木一哉(群馬県立文書館)〕
 16:20-16:40 休憩
 16:40-18:40 国際標準の適用報告2:県庁文書 〔小暮隆志(群馬県立文書館)〕

 第2日/12月3日(日)
  9:00-10:30 国際標準;ISAAR(CPF)について〔石原一則(神奈川県立公文書館)〕
 10:30-10:50 休憩
 10:50-12:00 国際標準とEAD          〔青山英幸(北海道立文書館)〕
 12:00-13:00 昼食
 13:00-15:00 EADの実際について
 15:00-15:20 休憩
 15:20-16:45 討論

3 懇親会
 2000年12月2日(土)19:00-20:30
 リーガルロイヤルホテル京都 京都市下京区東堀川通り塩小路下る
   Tel.075−342−1121 セミナー会場より徒歩約10分

4 参加費
 (1)セミナー:5,000円(資料代を含む)
 (2)懇親会 :6,000円      *当日、会場でお支払いください。

5 定員
 40名 申込み多数の場合は抽選となります。

6 申込方法及締切
 ・下記の1〜5の事項を記載の上、往復はがきにて申し込みください。
   事務処理上、ファックス等はお断りします。
 ・記載事項:1.氏名 2.住所 3.連絡先の電話・FAX 4.所属
       5.懇親会出欠
 ・申込先:〒753−0083 山口県山口市後河原150−1
        山口県文書館 戸島昭宛
 ・締 切:2000年10月20日(金)必着

7.参加決定の連絡
 申込締切後、10月末までに参加の可否をご連絡いたします。なお、応募者
 多数の場合には抽選となりますのでご承知ください。

8.問い合わせ先
 〒753−0083 山口県山口市後河原150−1 
   山口県文書館 戸島昭 Tel.083-924-2116

(小林)

全史料協関東部会10月月例研究会(第178回)開催のお知らせ
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1.日 時:2000年10月6日(金) 午後2時−4時

2.会 場:東京都公文書館
   105-0022 東京都港区海岸1−13−17
        tel.03-5470-1333
  交 通:JR山手線・京浜東北線「浜松町」駅北口下車徒歩7分
      都営地下鉄浅草線「大門」駅下車徒歩10分
      東京臨海新交通(ゆりかもめ)「竹芝」駅下車徒歩2分

3.テーマ:(講演)「国立公文書館における公文書等の公開等について」

4.講 師:国立公文書館公文書課企画担当課長補佐  酒井 勤 氏

5.概 要:昨年、国の行政機関の文書管理に関わる新たな法律として、行政
機関情報公開法及び国立公文書館法が成立しました。国の各省庁において保存
期間が満了した行政文書のうち、歴史資料として重要な公文書等は、各省庁と
内閣総理大臣とが協議して定めるところにより、国立公文書館等に移管され、
保存・公開のための処置を講じた上、一般に公開され利用に供されることとな
りました。また、国立公文書館において保存する公文書等は、国立公文書館法
第6条により、一般の閲覧に供するものとされると同時に、個人の秘密の保持
その他の合理的理由がある場合はその例外とすることが明定されました。そこ
で、公開を制限するそうした「合理的な理由」の範囲を明らかにするために、
公文書等の公開基準を策定して、それにしたがって適切な運用を図ることにな
りました。この公開基準が今年の10月までに公示されますので、今回は国立
公文書館の酒井氏に同館の公開基準の内容等を中心に講演していただきます。

6.参加方法:会場の都合で、参加者数の制限(先着40名まで)があります
ので、参加希望の会員は9月29日(金)までに、所定の参加申込書に記入の上、
群馬県立文書館内の全史料協関東部会事務局まで郵送かFAXにて申し込んでく
ださい(電話受付不可)。参加の可否については、後日事務局より連絡いたし
ます。

 *通常は、親会の開催月である10月は休会ですが、日程の都合から9月の
 月例研究会を10月に行なうこととなりました。

全国歴史資料保存利用機関連絡協議会(全史料協)関東部会
 事務局:群馬県立文書館(担当:鈴木一哉)
 郵便番号371-0801 前橋市文京町3−27−26
 tel.027-221-2346/Fax.027-221-1628

(毛塚)

 人文科学とコンピュータシンポジウム じんもんこん2000
『ディジタルアーカイブ −21世紀へ持っていくもの−』
                   論 文 募 集

 最近、人類の歴史文化資産を、ディジタル技術を使って保存し後世へ継承し
ようという「ディジタルアーカイブ」が注目されるようになっています。人文
科学とコンピュータ研究会では、歴史、考古、文学、芸術などの分野における
資料やデータの処理を課題として扱ってきており、ディジタルアーカイブは、
人文科学と情報技術の望ましい融合の形であると、歓迎しています。
 しかしながら、現在のディジタルアーカイブでは、コンテンツの重要性につ
いては当然十分に認識されてはいるものの、いまだ、システム指向、産業指向
の、いわゆる「箱もの」整備としての色彩が強く、一般利用者、資料を利用す
る研究者、資料管理者などの視点からの議論が欠けているように見受けられま
す。もちろん、ディジタルアーカイブでは、さまざまな技術要素が必要となり
ますが、これらには、単にデータの保存・蓄積という視点だけではなく、人類
共有の情報の「利用」という視点の必要なことを忘れてはなりません。
 本シンポジウムでは、ディジタルアーカイブ関連の情報処理システム技術を
展望するとともに、利用者としての人文系研究者や情報管理者と、システム構
築側の技術者や研究者との有意義な討論と情報交換の場を提供し、21世紀へ
持って行くべきディジタルアーカイブの姿を明らかにしたいと考えています。
皆様からの積極的な論文発表とご参加をお願いいたします。

日程: 2000年12月15日(金)、16日(土)
会場: 立命館大学 衣笠キャンパス(京都市北区)
    立命館大学アートリサーチセンター、同国際平和ミュージアム周辺
主催: 情報処理学会・人文科学とコンピュータ研究会
共催: 立命館大学アートリサーチセンター(予定)
後援(予定): 電子情報通信学会、記録管理学会、情報知識学会、情報考古学
会、
        全国歴史資料保存利用機関連絡協議会、
        アートドキュメンテーション研究会など

テーマ: ディジタルアーカイブ関連の諸トピック
 画像・映像データベース、立体形状計測、歴史・文化・芸術資料のディジタ
ル保存、色彩情報処理、記録保存の技術、メタデータ、情報検索技術、音楽デー
タベース、ディジタル図書館・博物館、著作権課題、セキュリティ・課金技術、
教育利用、レファレンスサービス、事例報告など。
 技術的・システム的な話題だけでなく、管理・運用面での課題、事例、現状
批判、問題提起などについても歓迎します。

応募方法:
 (1) A4判2ページ以内(図表を含む)の概要を申込先へ提出してください。概要
   には題目、著者名、所属、連絡先、キーワードを明記してください。原稿
   は日本語または英語とします。
 (2) 提出された概要に基づいて、プログラム委員会で審査の上、応募論文の採
   否を決定します。
 (3) 採択された場合、A4 判8ページ以内の論文集用カメラレディ論文を提出
   していただきます。
 (4) 採択論文のうち、本シンポジウムおよび本研究会の趣旨に合致し、かつ、
   内容の優れたものは、シンポジウム終了後、情報処理学会論文誌への研究
   会推薦論文として論文誌編集委員会に推薦します。
スケジュール:
  (1) 論文概要締切    2000年9月14日
  (2) 論文採否通知    2000年10月10日
  (3) カメラレディ論文提出締切  2000年11月14日
照会・申込先:
  (社)情報処理学会 シンポジウム係
  108-0023 東京都港区芝浦3-16-20 芝浦前川ビル7F
  E-mail: sig@ipsj.or.jp,  Tel: 03-5484-3535, Fax: 03-5484-3534
参加費(予定):
 会員(含共催後援団体の会員) 6,000円
 一般               8,000円
 学生             3,000円
                              以上

(毛塚)

第26回大分大会及び研修会のご案内 

期 日 平成12年(2000)10月31日(火)〜11月2日(木)
会 場 大分県労働福祉会館 ソレイユ     大分市中央町4丁目
      大分県総合文化センター オアシスひろば21 大分市高砂町2−33
主 催 全国歴史資料保存利用機関連絡協議会、大分県、大分県教育委員会


           大会テーマ:地域史料の充実をめざして−枠組みを超えて−
 第26回大会は、豊の国・大分で開催されます。九州では初の大会となります。一村一
品運動、まちづくり・ひとづくり運動のふるさとにふさわしい、大分の特色を活かした
大会にしたいと考えています。

歴史資料の保存・利用を考えるとき、私たちは常に、行政相互、行政と地域、活動 分野
や価値観の相違など、さまざまな枠組みによる障害に遭遇します。史料の保存・ 利用の
ためには、これらが対立・排斥するのではなく、協調・連携、相互理解しあっ た良好な
社会的史料保存環境を作ることが必要とされているとは考えられないでしょうか。

 歴史資料の保存は行政のみ、まして、単独機関でなし得るものではありません。 様々
な立場や枠組みを超えた重層的な体制が必要です。大分大会では、このような視 点から
事例報告をもとに問題提起し、史料の保存と利用を考えたいと思います。



日 程
   
  第1日/10月31日(火)
 研修会
    10:00-12:00 <第1時限>(いずれか1つを選択)
     A 文書館の役割
                                        高橋 実氏(作新学院大学)
     B 文書館資料のマイクロ化とデジタル化
                                        金澤勇二氏(富士写真フィルム株式会社)
     C 地方自治体の文書管理
                                        安藤福平氏(広島県公文書館)
    13:00-15:00 <第2時限>(いずれか1つを選択)
     D 市町村史編纂と文書館
                                        小松芳郎氏(松本市文書館)
     E 2005年臭化メチル全廃問題と害虫対策
                                        青木睦氏(国立史料館)
                                        木川りか氏(東京国立文化財研究所)
     F 文書館資料と個人情報保護
                                        渡辺佳 子氏(京都府立総合資料館)
 総会
    15:30-17:30
 懇親会
    18:00-20:00
第2日/11月1日(水)
 研究会
    9:30-12:00 大会テーマ研究会/分科会(テーマ名はいずれも仮称)
       第1分科会:史料保存利用機関の枠組みを超えて
       第2分科会:民間所在史料調査事業を考える
       第3分科会:まちづくり運動と社会的史料保存環境
    13:00-16:15 大会テーマ研究会/全体会(パネルディスカション)
 閉会行事
    16:15-16:30
第3日/11月2日(木)
 視察
    Aコース:豊の国情報ライブラリー/無料
    大分県立図書館・大分県公文書館・大分県立先哲史料館
    Bコース:宇佐方面/実費(3,500円 昼食込み)
                宇佐航空隊掩体壕・県立歴史博物館・富貴寺



参加費等
  
                 大会参加費           懇親会参加費
  会 員      3,000円         7,000円
  非会員      4,000円         7,000円

 事前に参加申込及び参加費等の納入が必要です(8月31日締切)ので、
 下記までお問い合わせください。参加申込書等をお送りいたします。
  〒336-0011 浦和市高砂4-3-18 埼玉県立文書館内大会企画委員会
  TEL048-865-0112

(小林)

全史料協関東部会8月月例研究会(第177回)開催のお知らせ
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1.日 時:2000年8月4日(金) 午後2時−4時

2.会 場:松本市文書館
   390-1242 長野県松本氏大字和田1058-2
   tel.0263-47-0040
  交 通:松本駅から松本電鉄上高地線乗車「北新駅」下車徒歩10分ほか、

3.テーマ:「松本市文書館の視察研修と長野県史料協について」

4.概 要:松本市文書館は、『松本市史』編さん事業のなかで収集された資
料をはじめ、歴史資料として重要な公文書、資料などを収集及び保存をし、広
く一般の利用に供するために平成10年10月に開館しました。今回の月例研究会
では、松本市文書館の設立経過や概要を報告いただくとともに、施設の見学を
予定しております。現在の収蔵資料は、寄贈・寄託された地域文書約3万2,000点、
松本市に合併する以前の旧町・村の役場文書約7万4,000点、市史編さん課程で
調査・収集した資料写真約6万点などです。
 なお、今年6月に設立されました「長野県史料協」につきましても、その設
立経緯などの報告をいただきますので、奮ってご参加ください。

5.スケジュール:
(1)午後2時−3時
   報告:「長野県史料協について」長野県立歴史館・梅原康嗣氏
(2)午後3時−4時
   報告:「松本市文書館設立の経過と概要」松本市文書館・小松芳郎氏
(3)午後4時−5時
   視察:松本市文書館館内

6.その他:研究会についての事前申し込みは必要ありません。会員以外でも
関心のある方は参加できます。
 また、研究会終了後に懇親会を予定しております。それに参加される方は、
所定の申込書を請求のうえ、下記の事務局宛に7月28日(金)迄にFAX等で
申し込んで下さい(人数把握のためですので回答はいたしません。電話受付不可)。
なお、当日(8月4日)宿泊を希望される方も先着10名迄は松本市文書館の
小松氏のご好意で格安にて宿泊可能ですので同じ申込書にて受け付けます。
この宿泊可否については後日連絡いたします。
 懇親会・宿泊先は、喜源治(松本市大字中山4096 tel.0263-58-9379)


全国歴史資料保存利用機関連絡協議会(全史料協)関東部会
 事務局:群馬県立文書館(担当:鈴木一哉)
 郵便番号371-0801 前橋市文京町3−27−26
 tel.027-221-2346/Fax.027-221-1628

(毛塚)

館蔵資料展「区史編さんと歴史資料」

会 場:荒川区立荒川ふるさと文化館
 東京都荒川区南千住6−63−1 tel.03-3807-9234
期 間:2000年5月27日(土)−7月2日(日)
交 通:JR南千住駅・都電三ノ輪橋駅、日比谷線南千住駅、
   京成線千住大橋駅から徒歩
休館日:月曜日

館で収蔵している昭和30年刊行の区史編さん資料を公開し、
区民が区史に親しみ資料の収蔵や保存に関心をもってもらう
のがねらい。構成は、1.編さん過程、2.資料収集、
3.参考文献の収集、4.区史所載資料。
(『あずま』7 所載記事より)

(毛塚)

情報保存研究会連続基礎講座のお知らせ

公文書館等の情報保存機関を取り巻く企業が集まり、その製品、サービス、ノウハウの
提供により公文書館等の発展振興に寄与するために、去る4月14日、情報保存研究会
(JHK)を発足させた。会長高野修、事務局長小川千代子。設立時の会員は法人を基本
とし、富士写真フイルム、コダック、紀伊国屋書店、丸善など約20社。個人会員の制
度もある。

この情報保存研究会では、6月から年度末までの間、会員向にJHK連続基礎講座「情報
保存機関を学ぶ」全6回を企画している。日程、内容は以下の通り。時間は毎回15時
30分〜17時を予定。非会員も参加可。講師:高野修;小川千代子他、非会員会費は1
回2,000円(当日会場払)、会場:丸善 会議室 (東京駅八重洲北口歩5分)問合せ・
申込はできるだけファックス03-3411-8352でJHK事務局(国際資料研究所気付)へ。


 プログラム
第1回  6月28日(水)  図書館・博物館・公文書館はどう違う
第2回  8月28日(月) 公文書館の仕事(1)所蔵資料の取扱
第3回 10月25日(水) 公文書館の仕事(2)公文書館の管理運営
第4回 12月13日(水) 歴史編纂の仕事
第5回  2月  7日(水) 歴史編纂事業から公文書館の設立へ
第6回  2月28日(水) 情報保存と公文書館

(小川)

全史料協関東部会7月月例研究会(第176回)開催のお知らせ
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1.日 時:2000年7月11日(火) 午後2時−4時

2.会 場:板橋区立公文書館
   173-00155 東京都板橋区栄町36−1 板橋区立産文ホール7F
        tel.03-3579-2291
  交 通:東武東上線「大山駅」下車徒歩3分
      都営地下鉄三田線「板橋区役所前」下車徒歩7分

3.テーマ:「板橋区立公文書館の視察研修」

4.概 要:板橋区立公文書館は、今年4月1日に開館しました。東京23区の
中では 最初の公文書館です。今回の月例研究会では、この公文書館の設立経
緯や概要を報告いただくとともに、施設の見学を予定しております。4月現在
の所蔵資料は、移管された公文書約2,000点、刊行物等の行政資料、区史編さん
過程で収集した刊行物、文献、写真など約2万点。さらに、日本民俗学の大家
桜井徳太郎氏から板橋区に寄贈された蔵書など約3万点が桜井徳太郎文庫とし
て閲覧できます。奮ってご参加下さい。

5.その他:事前申し込みは必要ありません。会員以外でも関心のある方は
 参加できます。


全国歴史資料保存利用機関連絡協議会(全史料協)関東部会
 事務局:群馬県立文書館(担当:鈴木一哉)
 郵便番号371-0801 前橋市文京町3−27−26
 tel.027-221-2346/Fax.027-221-1628


(毛塚)

全史料協関東部会6月月例研究会(第175回)開催のお知らせ
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1.日 時:2000年6月20日(水) 午前10時30分−午後3時

2.場 所:特種製紙株式会社
   411-0945 静岡県駿東郡長泉町本宿501番地
        tel.0559-88-1111
  交 通:JR三島駅(南口)から
  ・伊豆箱根バス「大岡経由沼津駅行」にのり「特種製紙前」で下車(約15分)
  ・タクシー(約7分)

3.テーマ:「紙の歴史と現代技術」

4.概 要:今回は、記録史料の素材及び保存用品の素材として重要な紙を
  生産している特種製紙株式会社の工場の視察研修を企画いたしました。
  併せて同社には特種製紙紙資料館準備室があり、百万塔陀羅尼から現在
  の中性紙まで広く紙資料を収集しています。その資料展示も見学させて
  いただきます。

5.スケジュール:午前と午後のプログラムが逆になる場合もあります。
 (1)午前10時30分−12時:
    ア ビデオによる特種製紙株式会社紹介
    イ 工場見学 *製紙工場を御案内いただきます
 (2)午後0時−1時:昼食
 (3)午後1時−3時:
    特種製紙資料館準備室の所蔵資料について(概要説明と資料展示見学)
    *百万塔陀羅尼から中性紙まで紙の歴史と技術の変遷について
     お話をうかがいます。

6.申込方法:会場の都合で参加者数の制限(20名)がありますので、希望者は
  6月13日(火)までに、所定の参加申込書で、下記の事務局宛に郵送かFAX
  で申し込み(電話受付はしません)。先着順。参加の可否は、後日事務局より
  連絡いたします。

 (申込先)郵便番号371-0801 前橋市文京町3−27−26 群馬県立文書館内
      全史料協関東部会事務局 鈴木宛
     (tel.027-221-2346/Fax.027-221-1628)

(毛塚)

全史料協関東部会平成12年度総会及び記念講演会のお知らせ
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1.日 時:1999年5月19日(金) 午後1時30分−4時30分

2.会 場:神奈川県立公文書館・会議室
      tel.045-364-4456 横浜市旭区中尾1−6−1

 *交通:相鉄線「二俣川駅」(横浜駅から急行で11分)下車。徒歩17分
 又は相鉄バス「運転試験場循環」行きで「運転試験場」下車徒歩3分
 *神奈川県立公文書館ホームページ
  http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/02/0219/index.htm

3.内 容
1)総会:1時30分−3時
 ア、平成11年度事業報告及び決算報告について
 イ、平成12年度事業計画及び予算案について
2)講演会:3時−4時30分
 ア、講師:権上康男氏(横浜国立大学経済学部教授)
 イ、演題:歴史研究と公文書館制度−フランス現代経済史研究の現場から−
 *講師である権上氏の専門はフランス経済史です。フランスの公文書館制
度にも詳しく、今年1月21日付の日本経済新聞に「歴史文書の公開制確立
を−官庁情報の開示促進−」を書かれ、日本でも西欧などのように一定の年
限を経た公文書を「歴史文書」として公開する制度が必要であることを提言
しています。

4.その他
 午後3時からの講演会は、会員以外でも関心のある方は誰でも聴講できます。
 お誘い合わせてご参加ください。

全国歴史資料保存利用機関連絡協議会(全史料協)関東部会
 事務局:群馬県立文書館(担当:鈴木一哉)
 郵便番号371-0801 前橋市文京町3−27−26
 tel.027-221-2346/Fax.027-221-1628

(毛塚)

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 第13回 歴史研究と電算機利用ワークショップのご案内
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〈期日〉2000年5月13日(土)
〈主催〉情報知識学会 人文・社会科学系部会 
〈会場〉法政大学ボアソナードタワー9階 サイエンスルーム(生物学)
(千代田区富士見2−17−1 JR・地下鉄市ヶ谷駅から徒歩7分)
〈参加資格〉どなたでも参加いただけます
〈参加費〉資料代として500円
〈参加申込〉5月8日(月)までに、記載事項を明記のうえ電子メール
又ははがきでお願いします。
記載事項:氏名、連絡先、勤務先等、関心のある分野(今後の研究会の参考のため)
     懇親会(会費4000円)への出欠
はがき:112-0015 文京区目白台2-9-15-1003 田良島 哲 あて
電子メール:NBB03455@nifty.ne.jp 田良島 哲 あて

なおNIFTY-Serve 歴史フォーラム本館16番会議室に、報告要旨が
事前に順次書き込まれる予定です。

【プログラム】
14:30 受付開始
15:00 開会
15:10-15:50 谷本玲大(茨城大学非常勤講師)  
            「XMLによるタグ付けを用いた古典籍の字彙DBについて
            〜伝本の性質を把握する補助手段として〜」
15:50-16:30 鈴木卓治(国立歴史民俗博物館情報資料研究部助手)
            「LaTeX による古文書組版の一経験」
16:30-17:10 小口雅史(法政大学第一教養部教授)・
            小畑真帆((株)フラックス・トーン プロダクツソフトウェアデザイナー)
           「日本古代文書の電子化をめぐる諸問題」
(休憩)
17:20 総括討論
17:50 閉会
(終了後 懇親会)

----以上----

(田良島)

資料保存協議会セミナー
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           例会のお知らせ

資料保存協議会(Conservation Consortium for Record Materials)は、図書・文書
・新聞・写真などの現物記録資料の保存と修復を、業者の立場から考える集まりで
す。資料を末長く保存するための器材を製造・販売する企業と、傷んだ資料を修復す
る企業の四社が手を結んで立ち上げました。現物としての資料だけがもつ豊饒な「情
報」をどのように保存し、時には修復し、活用にむすびつけていくか、そのための知
識や技術をさまざまな立場の方々と共に学び、成果をひろく公にすることを目的とし
ています。
二ヶ月に一度、東京地区での例会を開催します。現物資料の保存と修復に関する、年
間を通じた統一テーマの元に、連続セミナーの形で運営していきます。参加資格は特
にありません。私どもの活動にご賛同いただける方はだれでも参加いただけます。参
加費用も特に徴収いたしません。セミナーの記録は適宜、このページで公開します。
第一回の講師と演題は下記の通りです。

「記録資料は劣化する」(1)
  中性紙の評価方法とこれからの課題
   中野修氏 (特種製紙株式会社技術本部総合技術研究所)
  マイクロフィルムの保存性
   金澤勇二氏 (富士写真フイルム株式会社情報システム部)

次回(2000年6月)以降に予定しているテーマは、「資料保存をマネジメントす
 --- なぜ館全体としての取り組みができないのか」、「デジタル記録は劣化す
る」、「コンサーバターを選ぶ」他です。セミナーで取り上げて欲しいテーマがあり
ましたら、ご意見をお寄せ下さい。

日時 : 2000年4月21日(金)午後6時から
場所 : 東京都千代田区神田駿河台2- 11-1 駿河台サンライズビル3F 日本電子出
版協会(TEL 03-3219-2958  ) 会議室

参加申し込みは メール(mail@con-con.org) もしくはFAX(03-3828-1728)で事
務局へ。お名前、所属機関、連絡先(電話、FAX 等)を明記して下さい。なお、会場
の都合により先着60名で締め切らせていただきます。ご了承下さい。

*ホームページ:http:www.con-con.org を参照すると地図があります。

(毛塚)

全史料協関東部会4月月例研究会(第173回)開催のお知らせ
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1.日 時:2000年4月26日(水) 午後2時−5時

2.会 場:日本銀行金融研究所
   (*集合場所は日本銀行分館貨幣博物館入口です)
   103-0021 東京都中央区日本橋本石町2−1−1日本銀行分館内
        tel.03-3277-2151
    最寄駅:営団地下鉄銀座線・半蔵門線「三越前」駅下車徒歩3分

3.テーマ:「日本銀行アーカイブの視察研修」

4.概 要:日本銀行では、これまで創立100周年事業の一環として
   昭和57年10月より、歴史的価値を有する金融史関連文書の公開を
   行なってきましたが、昨秋に銀行内の文書管理ルールが見直され
   た機会に、内外の公文書館の使命や機能を参考に、より組織的・
   制度的に歴史的な文書を管理する体制を整備し、平成11年9月よ
   りアーカイブを発足させました。
    今回は、発足まもないアーカイブの概要やサービス内容につい
   てお話を伺い、あわせて日本銀行が創立以来保存してきた文化財
   が展示・公開されている「史料展示室」や、わが国の古来からの
   貨幣類を展示している「日本銀行貨幣博物館」の見学をさせてい
   ただきます。奮ってご参加ください。

5.スケジュール:午後1時45分より受付開始(日本銀行貨幣博物館入口)
 (1)午後2時−3時:日本銀行貨幣博物館の見学
 (2)午後3時−4時:日本銀行アーカイブの見学と概要説明
   1)日本銀行アーカイブの閲覧スペース見学
   2)日本銀行アーカイブの概要説明
     (報告者)日本銀行金融研究所調査役 執行謙二氏
   3)意見交換・質疑
 (3)午後4時−5時:日本銀行の紹介ビデオ上映と史料展示室の見学

6.その他:事前申し込みは必要ありません。会員以外でも関心のある方は
 参加できます。

全国歴史資料保存利用機関連絡協議会(全史料協)関東部会
 事務局:群馬県立文書館(担当:鈴木一哉)
 郵便番号371-0801 前橋市文京町3−27−26
 tel.027-221-2346/Fax.027-221-1628

(毛塚)

アートドキュメンテーション研究会関西地区部会
2000年度第1回(通算66回)月例研究会案内
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発表者は「技芸の情報学」を研究テーマとしており、著書『文化資料と画像処理』
(勉誠出版)を1月に出版したばかりのところ研究発表をお願いしました。
施設見学もあわせてお願いしております。ぜひご参加ください。

題 目:画像資料のコンピュータ分析に向けて
発表者:山田奨治氏(国際日本文化研究センター)
日 時:2000年4月28日(金)午後3時〜5時30分
会 場:国際日本文化研究センター(http://www.nichibunken.ac.jp)
    京都市西京区御陵大枝山町3丁目2番地
    阪急電鉄桂駅西口から京都市バス「西5」系統に乗車(14:14発 約30分)
    「桂坂小学校前」下車(徒歩約5分)

概要:
 発表者の山田研究室では、画像資料の分析にコンピュータを利用する研究を進め
 ている。今回は浮世絵美人画の画像分析と古文書文字認識を目指した研究プロジェ
 クトを中心に、これまでの成果と現状、過大についてデモンストレーションを交え
 て発表する。発表終了後、日文研の情報・資料関係施設の見学を予定している。
 なお、研究会終了後、同センターレストランで意見交換と懇親の予定である。
参加費:会員 200円、非会員400円(記録管理学会員も200円)
問合先:田窪直規(関西地区部会担当幹事)
 〒577-8502東大阪市小若江3-4-1 近畿大学短期大学部
 TEL:06-6721-2332 FAX:06-6728-7546
 メール:tntakubo@cced.kindai.ac.jp
後 援:記録管理学会

(小林)

記録管理学会2000年研究大会のご案内
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大会テーマ
 「ナレジ・マネジメントとレコードマネジメントII −学問と知識−」

記録管理学会の活動は記録管理が中心である。記録管理とは、いかに有効に記録を管理
するか、ということにある。管理するべき記録は社会の動きをそのまま映し出し、それ
を保存する。記録には社会の中に発生する情報や知識など、物理的形態をとらないモノ
を人間の知恵と工夫により物理的形態に変換する作業の成果物としての側面がある。そ
の中でも個人の記憶に頼りがちなビジネス上取得した知識や経験をどのように共有化す
るか、という観点を「ナレジ・マネジメント」という表現で表す事は昨年の大会で学ん
だ。しかし、個人の記憶と思索の中にのみ存在するさまざまな知識をカタチあるものに
著し、配置することは、古くから学問として行われてきた作業そのものである。そこに
は、知識というカタチをとらないモノの共有化という側面が色濃く浮き彫りにされる。

このようにみると、学問と知識の普及発展とは、まさに記録管理に支えられることによ
ってのみ、その成果が得られるという性質を持つことがわかる。今年の記録管理学会研
究大会では、昨年の大会テーマの大筋を引継ぎつつ、さらにその範囲を広げるため、サ
ブタイトルに「学問と知識」を付し、より学術研究にシフトした会員の研究成果の発表
の場としたい。

                開 催 要 領

場 所:京都 龍谷大学深草キャンパス紫英館2階大会議室、東第2会議室

期 日:2000年5月26日(金)、27(土)

参加費:会 員4000円(事前振込)、5000円(当日)
    非会員5000円(事前振込)、6000円(当日、その場で入会の場合は会員扱)
懇親会費:3000円


         記録管理学会2000年研究大会概略日程
第1日5月26日(金)
●基調講演
     龍谷大学教授 佐藤研司氏(元電通図書館長)
 「いかに情報をつかいこなすのか−情報過多時代における情報の偏在−」

  情報過多といわれる時代にあっても、情報は決して平等に行き渡っているわけで
  はない。いわゆる「情報弱者」といわれる情報から取り残される層に対しての対
  策が望まれる。また、情報化=デジタル化という議論も同様で、目的とする情報
  だけをピンポイントに検索するにはデジタル化は有用であるが、思いがけない情
  報を見つけ出すという情報検索には、必ずしも最適な方法とは言い切れない。社
  会全体における情報の高度活用を考慮した情報利用技術の確立が求められている。
  こうした状況を踏まえ、企業における情報活用の実態、大学における情報教育の
  一端を紹介する。

●記録管理学会研究助成金対象研究発表
     篠原久姫子氏(神戸大学経済研究所)

●懇親会

第2日5月27日(土)
●会員研究発表
  +------------------------------------------+------------------------------------+
  |   発表者               |     テーマ          |
  +------------------------------------------+------------------------------------+
  |宮坂敏子、小池利栄子、小島篤博、     |中尾佐助資料スライドデータベースの構|
  |石井敬三、宮本貴明、山野美賛子      |築と利用者による追加情報共有化の試み|
  |  (大阪府立大学総合情報センター)   |                  |
  +------------------------------------------+------------------------------------+
  |吉田栄子(龍谷大学社会科学研究所)    |『統計・調査資料ガイド』を刊行して |
  +------------------------------------------+------------------------------------+
  |増田節雄                 |家族歴史記録の収集及び活用     |
  | (Uta Genealogical Society Tokyo Office) |                  |
  +------------------------------------------+------------------------------------+
  |加藤多恵子(科学技術振興事業団)     |現代日本情報の情報源と収集     |
  +------------------------------------------+------------------------------------+
  |伊戸川 暁                |電子文書の長期的保管のための枠組  |
  |  (東京大学大学院総合文化研究科)   |                  |
  +------------------------------------------+------------------------------------+

●伏見稲荷見学(説明つき)、終了後流れ解散

(小林)

全史料協関東部会3月月例研究会(第172回)開催のお知らせ
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1.日 時:2000年3月16日(木) 午後1時30分〜4時

2.共 催:紀伊國屋書店
      
3.内 容:講演「電子政府化構想と総合的な文書管理システム」と
      ビデオ「Into the Future」の放映
(1)午後1時30分〜3時
 講演「電子政府化構想と総合的な文書管理システム」
 総務庁行政管理局個人情報保護第2係長 大西一禎氏
*大西氏には、電子文書の増加とそれに伴う電子情報の管理の必要性と
いう事態に対する政府の取り組み(行政の情報化と電子政府化構想及び
総合的な文書管理システム)について講演していただきます。

(2)午後3時30分〜4時
 ビデオ「Into the Future」の放映(紀伊國屋書店映像情報部提供)
*1997年にアメリカで製作された資料保存に関するビデオです。内容は
デジタル化して保存された情報・知識が永久に残されるのかどうかを問
題提起したものです。日本語版を発売した紀伊國屋書店さんのご協力を
得て放映いたします。
  
4.会 場:JPIC(財団法人出版文化産業振興財団)3F会議室
  101-0051 東京都千代田区神田神保町3−9 tel.03-5211-7282
  地下鉄「九段下」駅6番出口徒歩3分、地下鉄「神保町」駅A1出口
  徒歩5分、JR「水道橋」駅西出口徒歩8分

5.申込方法:今回は会場の都合で参加者数制限(40名)があります
ので、希望者は3月10日までに所定の参加申込書で事務局宛に郵送か
FAXで申し込んでください(電話不可)。先着順受付。参加の可否
は後日事務局より連絡します。

全国歴史資料保存利用機関連絡協議会(全史料協)関東部会
 事務局:群馬県立文書館(担当:鈴木一哉)
 郵便番号371-0801 前橋市文京町3−27−26
 tel.027-221-2346/Fax.027-221-1628

(毛塚)

全史料協関東部会2月月例研究会(第171回)開催のお知らせ
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1.日 時:2000年2月23日(水) 午後2時〜

2.会 場:横浜開港資料館・講堂
      231-0021 横浜市中区日本大通3
      tel.045-201-2100

3.テーマ:横浜開港資料館における生糸貿易関係史料について

4.報告者:横浜開港資料館調査研究員 西川武臣氏

5.概 要:横浜開港資料館は、横浜の歴史に関する歴史資料の保存・公開施
設であり、1981年の開館以来、関係資料の収集・整理・公開を行なってきまし
た。収集資料は多岐にわたり、現在では20万点弱の資料を所蔵しています。ま
た、当館ではマイクロ・フィルムによる資料収集に力を入れ、所蔵資料の内、
マイクロ・フィルムが大きな位置を占めています。これは、横浜市が古記録な
どの大半を失ってしまったためで、失われた古記録に代わる資料を地元以外の
地域に求め、マイクロ・フィルムによって収集しなければならなかったためで
す。
 こうした資料の一つに横浜の経済を支えた生糸貿易に関する資料があり、当
館では各地に残された生糸貿易関係資料をマイクロ・フィルムで積極的に収集
してきました。今回の報告では、群馬県に残された横浜の生糸貿易商が記した
書簡約千点の整理・撮影・公開・活用について具体的に紹介します。一般的に
文書館の収集資料は原物資料であることが多いが、原物資料が欠けている場合、
どのようにして資料の欠を補い、地域の歴史像を考えるための材料を提供でき
るのかを考えてみたい。

6.交 通:JR「関内駅」下車、徒歩15分
 又は「桜木町駅」から市営バス8・11・20・58系統「県庁前」及び
 26系統「大さん橋入口」下車徒歩1分。
 ホームページURL http://www.kaikou.city.yokohama.jp/index.htm

7.その他:事前申し込みは必要ありません。会員以外でも関心のある方は
 参加できます。

全国歴史資料保存利用機関連絡協議会(全史料協)関東部会
 事務局:群馬県立文書館(担当:鈴木一哉)
 郵便番号371-0801 前橋市文京町3−27−26
 tel.027-221-2346/Fax.027-221-1628

(毛塚)

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