■古文書の研究: 料紙論・筆跡論 -湯山賢一. 古文書の研究: 料紙論・筆跡論. 青史出版, 2017, 254p. 主な内容は以下の通りです。 ---------- 第一章=古代・中世史料概説 一 古文書・古記録概論 二 天皇の書 第二章=古文書料紙論 一 和紙の始まり 二 料紙論と和紙文化 三 我が国に於ける料紙の歴史について- 「料紙の変遷表」覚書- 四 「鳥獣人物戯画」の料紙について 五 博物館資料としての古文書 六 古代料紙論ノート-『延喜式』にみる製紙工程をめぐって- 七 古文書修理の歴史と現在 八 深堀時行和与状にみる文書の相剥について 第三章=筆跡論への視角 一 筆跡論への視角 二 疑文書と料紙 三 武家文書の伝来と保存-上杉家文書を中心に- 四 『摂関家旧記目録』について 料紙関係用語索引 ---------- 出版社による紹介が以下のページにあります。 http://www.seisi-shuppan.co.jp/komonjonokekyu.htm from ブログ「Daily Searchivist」 http://d.hatena.ne.jp/searchivist/ (小林)
■古文書料紙論叢 -湯山賢一編. 古文書料紙論叢. 勉誠出版, 2017, 896p. 主な内容は以下の通りです。 ---------- 序 言 湯山賢一 第1部 文書料紙の変遷(総論) 我が国に於ける料紙の歴史について─「料紙の変遷表」覚書 湯山賢一 律令制公文書の料紙について 杉本一樹 料紙抄造の変遷─日本では紙をどのように造ってきたか 増田勝彦 近世の社会・組織体と文書料紙 大藤修 第2部 古代文書・典籍の料紙 手実紙の由来─写経所内料紙論 佐々田悠 平安期の古文書研究における現物調査の意義─栄山寺文書を素材として 渡辺滋 東京国立博物館所蔵文書に見る料紙の変遷について 高橋裕次 文化庁保管の『九条殿御集』について 梅澤亜希子 中世軍記史料における料紙表現─『平家物語』諸本を中心に 高橋恵美子 第3部 中世文書・聖教の料紙 東大寺所蔵「右大将家御書案文」について 黒川高明 古文書料紙の使用法覚書─御判御教書と御内書 林譲 『中院一品記』所収光厳天皇宸筆書状の料紙について 高島晶彦 封をする経巻─如法経の巻緒について 吉川聡 足利義政初政期の幕府文書にみる「御判紙」 末柄豊 十五世紀~十七世紀近衞家の書札礼─対島津氏発給文書を中心に 伊集守道 端裏ウハ書をめぐって 山家浩樹 「紙」に関する古文書学用語の一考察 高山京子 東寺百合文書に伝存する起請文の料紙(牛玉紙) 富田正弘 第4部 東国武家文書の料紙 鎌倉府発給文書に関する一考察 池田寿 室町期武家文書の竪切紙書状─益田家文書を中心に 山本隆志 「伊達氏重臣遠藤家文書」の料紙について 柳原敏昭 二枚一重の折紙─ある思い込みからの脱却 丸島和洋 戦国期越後における竪切紙の文書発給について─永正~天文期の長尾上杉氏を 中心として 前嶋敏 「色部氏年中行事」にみえる料紙について 田島光男 第5部 近世文書の料紙 前田利常後見期の加賀藩知行宛行状について 本多俊彦 近世大名家における目録の料紙と書札礼─加賀藩を事例に 千葉拓真 江戸後期の富山売薬における紙の使用について 兼子心 十九世紀における古文書調査と記憶継承─陸奥国仙台藩旧臣遠藤家文書の伝 来から 天野真志 第6部 寺院文書の料紙 中世聖教の料紙─醍醐寺聖教を素材として 永村眞 東大寺大仏殿修正会張文の形態と機能─請定・交名にあいた裂孔 横内裕人 寺院における小高・大高檀紙の利用と機能─「請定」と「張文」料紙を通して 藤井 雅子 「巻数」と料紙─「醍醐寺史料」を中心に 西弥生 中世後期における東大寺の教学活動に関する試論─上生院浄実関係聖教にみる 料紙の利用 坂東俊彦 大徳寺の文書箱・法衣箱と曝涼について 保立道久 第7部 東アジアの文書と外交文書の料紙 中国古文書料紙研究への視角 小島浩之 紙覚書─功徳の時代から教化の時代へ 朴竣鎬 清代戸部精微批文勘合小考─日明勘合の補考を兼ねて 橋本雄 江戸時代初期の東南アジア諸国との外交文書料紙について 藤田励夫 琉球国の芭蕉紙について─尚家関係資料中の記録類を中心に 地主智彦 第8部 抄紙と修復の科学 文書紙の繊維組成及び填料の観察 大川昭典 マユミ紙についての一私考 森香代子 紙漉と古文書 藤本孝一 古文書・古文書料紙の保存修理 鈴木裕 ---------- 出版社による紹介が以下のページにあります。 http://bensei.jp/index.php?main_page=product_book_info&products_id=100762 from ブログ「Daily Searchivist」 http://d.hatena.ne.jp/searchivist/ (小林)
■近世村方文書の管理と筆耕: 民間文書社会の担い手 -冨善一敏. 近世村方文書の管理と筆耕: 民間文書社会の担い手. 校倉書房, 2017, 272p, (歴史科学叢書). 主な内容は以下の通りです。 ---------- 序章 第一部 近世村方文書の管理と文書引継争論 第一章 近世村落における文書整理・管理について 第二章 大庄屋文書の引継について 第三章 近世村落における文書引継争論と文書引継・管理規定について 第四章 検地帳所持・引継争論と近世村落 補論 検地帳所持争論と近世村落 第二部 近世民間文書社会の担い手 第一章 近世飛騨地域における筆工と村社会 第二章 近世天草の筆者について 第三章 京都町奉行所付雑色筆耕について ---------- from ブログ「Daily Searchivist」 http://d.hatena.ne.jp/searchivist/ (小林)
■日本人にとって日記とは何か -倉本一宏編. 日本人にとって日記とは何か. 臨川書店, 2016, 276p, (日記で読む日 本史, 1). 主な内容は以下の通りです。 ---------- はしがき 倉本一宏 第一部 日記と歴史 第一章 日記が語る古代史 倉本一宏 第二章 日記が語る中世史 松薗 斉 第三章 日記が語る近世史 石田 俊 第四章 幕末の遣外使節日記 佐野真由子 第五章 日記が語る近代史 奈良岡聰智 第二部 日記と文学・言語 第六章 日記から『源氏物語』へ・『源氏物語』から日記へ 久富木原玲 第七章 日記と和歌 阿尾あすか 第八章 日記文学と言語学 カレル・フィアラ 第三部 日記を書くことと読むこと 第九章 日記と教育 井上章一 コラム 倒木の声を聴く 富田 隆 あとがき 倉本一宏 ---------- 出版社による紹介が以下のページにあります。 http://www.rinsen.com/linkbooks/ISBN978-4-653-04341-6.htm from ブログ「Daily Searchivist」 http://d.hatena.ne.jp/searchivist/ (小林)
■中世地下文書の世界: 史料論のフロンティア -春田直紀編. 中世地下文書の世界: 史料論のフロンティア. 勉誠出版, 2017, 320p, (アジア遊学, 209). 主な内容は以下の通りです。 ---------- 序論 中世地下文書論の構築に向けて 春田直紀 I 地下文書とは何か 「地下」とは何か 佐藤雄基 地下文書の成立と中世日本 小川弘和 II 地下文書の世界に分け入る 村落定書 薗部寿樹 日記と惣村─中世地下の記録論 似鳥雄一 荘官家の帳簿からみる荘園の実相 ─領主の下地中分と現地の下地中分 榎原雅治 村の寄進状 窪田涼子 中世村落の祈祷と巻数 池松直樹 偽文書作成の意義と効力─丹波国山国荘を事例に 熱田順 端裏書の基礎的考察─「今堀日吉神社文書」を素材に」 松本尚之 III 原本調査の現場から 大嶋神社・奥津嶋神社文書 朝比奈新 秦家文書─文書調査の成果報告を中心に 佐藤雄基・大河内勇介 王子神社文書 呉座勇一 間藤家文書─近世土豪の由緒と中世文書 渡邊浩貴 禅林寺文書─売券の観察から 大村拓生 栗栖家文書─署判と由緒 坂本亮太 大宮家文書─春日社神人と在地社会の接点 山本倫弘 IV 地下文書論からの広がり 金石文・木札からひらく地下文書論 高橋一樹 東国における地下文書の成立─「香取文書」の変化の諸相 湯浅治久 浦刀祢家文書の世界 春田直紀 我、鄙のもの、これを証す 鶴島博和 ---------- 出版社による紹介が以下のページにあります。 http://bensei.jp/index.php?main_page=product_book_info&products_id=100753 from ブログ「Daily Searchivist」 http://d.hatena.ne.jp/searchivist/ (小林)
■歴史実践の現在 -歴史学研究会編. 歴史実践の現在. 績文堂出版, 2017, 311p, (第4次現代歴史学の 成果と課題, 3). 主な内容は以下の通りです。 ---------- 第1章 歴史学をとりまく環境 歴史修正主義とのたたかい 1 歴史修正主義とその背景 中野聡 2 人文・社会科学の危機と歴史学 久保亨 3 「慰安婦」問題をめぐる法廷闘争 加藤圭木 第2章 歴史学をとりまく環境 災害・地域変容 1 災害・環境と歴史学 矢田俊文 2 核災害と歴史学 中嶋久人 3 地域の変容と歴史学 岡田知弘 第3章 歴史運動の現在 1 地震・水害時の歴史資料保存活動の展開と地域歴史資料学の提起 奥村弘 2 アーカイブズをめぐる運動 瀬畑 源 3 歴史学と若手研究者問題 浅田進史・崎山直樹 第4章 史料・方法・歴史叙述 1 史料の読みはどう変わったか 大黒俊二 2 オーラル・ヒストリーと歴史学/歴史家 人見佐知子 3 出土史料は境界を越えることができるのか 李成市 4 陵墓問題の現在 高木博志 5 「実証」という方法 坂井博美 6 エゴ・ドキュメントという方法 長谷川貴彦 7 震災「後」の歴史学の課題と博物館展示 原山浩介 8 史学史と歴史叙述 戸邉秀明 9 史料保存から歴史教育,歴史研究へ 高橋修 10 書物を史料として歴史を読む 若尾政希 11 「現場」から組み立てる歴史学 石居人也 12 歴史教育と歴史叙述 今野日出晴 第5章 歴史教育の実践 1 転換期の高校歴史教育 油井大三郎 2 教育の現場から 小川輝光 3 教科書問題と歴史学 大串潤児 4 東アジアにおける共同歴史教材の現在 齋藤一晴 ---------- 出版社による紹介が以下のページにあります。 http://www.sekibundo.net/new/new36.html from ブログ「Daily Searchivist」 http://d.hatena.ne.jp/searchivist/ (小林)
■戦国文書調査マニュアル -柴辻俊六. 戦国文書調査マニュアル. 戎光祥出版, 2017, 218p. 主な内容は以下の通りです。 ---------- 第I章 "古文書"が語るもの 一、古文書の魅力に触れてみよう 二、くずし字を解読するには 三、複雑な伝来と文書群の移転 四、文書の原本へのアプローチ 第II章 事前の調査と準備について 一、調査の前段階でのポイント 二、古文書を調べる際に注意する点 第III章 調査の実践 一、整理が必要な家蔵文書の調査 二、寺院文書の調査で気をつけること 三、機関所蔵文書の調査と目録化 四、文書の整理作業の実践 第IV章 古文書をより深く知るために 一、さまざまな古文書のかたち 二、古文書の真偽を見きわめるには 三、なぜ偽文書は作られるのか 第V章 多岐にわたる古文書研究 一、地名と姓氏の関係 二、偽系図の蔓延と系図買いの横行 三、進展する副状研究 ---------- 出版社による紹介が以下のページにあります。 https://www.ebisukosyo.co.jp/item/340/ from ブログ「Daily Searchivist」 http://d.hatena.ne.jp/searchivist/ (小林)
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